日本有機農業協同組合（JOAC：Japan Organic Agricultural Cooperative）は、「持続可能な社会の実現」と「豊かな食生活の実現」に貢献することを目指し、有機農産物の普及と生産拡大を目的として設立されました 。
私たちは、最先端の知見と技術を用いて有機農業を生産現場に実装し、自然とのバランスを取り戻す活動を通じて、永続的な生命活動を続けられる社会づくりに貢献します 。
JOACという名称は、日本有機農業協同組合の英語表記「Japan Organic Agricultural Cooperative」の頭文字からとったものです。
設立の背景と私たちの使命
近年、健康志向や環境志向の高まりから有機農産物の需要は増加しています 。
しかし、生産者側は「高度な栽培技術の習得」「良質な資材の確保の困難さ」「限られた販路」などの課題を抱え、経営の不安定化に直面しています 。
また、消費者側も「有機農産物の入手場所の制限」や「価格の高さ」「安全性に関する情報不足」といった課題を抱えています 。
日本有機農業協同組合（以下：JOAC）は、この生産者と消費者の双方の課題を解決し、互いに協力し支え合う仕組みを構築することを使命としています 。
JOACの事業と活動
私たちは、有機農業を「儲かる農業」として確立し、持続可能な産地を形成することで、深刻化する農業人口の減少といった日本の農業の課題にも取り組みます 。
そのために、JOACは「教育支援、就農支援、販売支援」の3段階の支援を通じ、有機農産物の安定供給体制の構築と、有機農業の発展・拡大を図ります 。
１．生産者支援と技術指導
- 高品質・多収穫を実現する科学的根拠に基づいた営農技術指導を行い、生産者が生産活動に専念できる環境を整備します 。
- 特に、生態系調和型農業である「BLOF理論」に基づく技術習得の機会を提供し、新規就農者への技術指導と資金サポートを積極的に行います 。
- 組合員間の技術・資材情報の共有化や共同調達により、コスト削減と経営の安定化を支援します 。
２．販売・流通支援
- 組合が一括して販売を行うことで安定的な販路を確保し、適正価格での販売を実現します 。
- 流通網を整備し、産地から消費地まで安全・安心な農産物を安定的に供給できる体制を構築します 。
３．環境と地域への貢献
- 環境負荷の少ない農業の発展と拡大を目指し、地球環境改善を推進します 。
- 全国各地に農業生産法人を設立し、地域の遊休農地を受け入れて農地を守り、地域の保全と活性化を図ります 。
- 生産者と消費者の交流を積極的に行い、「生消伴走」のもと相互理解を深めます 。
JOACは、将来的にアメリカのサンキストのような「生産から販売までを一貫して行う」生産者団体となることを理想とし 、日本の有機農業を牽引する組織として貢献してまいります。
日本有機農業協同組合へのお問い合わせについて
日本有機農業協同組合（JOAC）へのお問い合わせは、以下の電話・E－mailまたはお問い合わせフォームからご連絡ください。
- TEL：0265-98-7862
- FAX：0265-98-7863
- E－mail：info@joac.or.jp
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